事業活動におけるサステナビリティ

研究者が顕微鏡でサンプルを観察しており、アステラスが社会的責任を果たすことへの取り組みを象徴しています。
研究者が顕微鏡でサンプルを観察しており、アステラスが社会的責任を果たすことへの取り組みを象徴しています。

アステラスは、グローバルライフサイエンス企業として社会的責任を果たしながら、事業活動を行っています。革新的で信頼性の高い医薬品を提供することにより、世界中の人々の健康に貢献することを目指しています。当社は、研究・開発から製品に関する情報提供までの全ての事業活動において人権を尊重するとともに、関連法規の遵守に努めています。

アステラスがサプライチェーン全体で環境および社会的責任を果たすためには、コンプライアンスを遵守しつつ環境・社会・ガバナンスの方針を私たちのプロセスや意思決定に取り込むことが重要と考えています。この目標を達成すべく、アステラスはサステナビリティ向上に向けた私たちの責任および取引先に期待する責任を5つの柱で示したThe Sustainable Procurement Pledge/持続可能な調達宣言を定めています。また、グローバルで持続可能な調達の取り組みを実行し、事業活動の健全なネットワークの構築を目指します。

アステラスビジネス」パートナー行動規範

アステラスは、取引先に対し、アステラスと取引先が事業を展開する国で適用されるすべての法律および規制を満たしまたはそれを超えることを期待します。私たちは、取引先が法令遵守にとどまらず、関連する国際基準を満たし継続的な改善に努めることでより高いレベルでの法的遵守を奨励しています。

 
ビジネスパートナー行動規範に規定された基準は、特定の契約上の要件を変更または置き換えることを目的としたものではありません。むしろこの行動規範は、アステラスが取引先に期待するビジネス行動の基本原則を定めています。取引先がこの行動規範よりも厳格または詳細な要件に同意した場合、私たちは取引先がそれらの契約条項を遵守することを期待します。現在、アステラス ビジネスパートナー行動規範は、5つの柱の1つとして持続可能な調達宣言の不可欠な要素となっています。

取引先に対する調達活動基本方針

アステラスの購買担当者は、公平・公正で透明性の高い調達活動を行うために、自らを律する規範として「取引先に対する調達活動基本方針」を遵守し、行動することが求められています。

取引先に対する調達活動基本方針

1. 法令および企業倫理の遵守

関連するすべての法令、ルールを遵守し、高い倫理観をもって社会通念に基づき行動します。

 

2. パートナーシップの維持

すべての取引先は大切なパートナーとして尊重し、対等かつ誠実な対応により協力・信頼関係の維持に努めます。

 

3. 経済的合理性に基づく選定

経済的合理性に基づき公平・公正に取引先を決定し、その関係は透明かつ節度あるものとします。

 

4. 公平・公正な取扱い

特定の取引先に正当な理由なく特別な待遇を与えたり、不当に不利益を課すことはしません。

 

5. 不当な利益要求の禁止

優越的な地位や権限を盾に、不当な利益(金銭、物品、接待、便益等)を要求したり、受けたりしません。

 

6. 機密保持の厳守

業務上知り得た取引先の情報については、機密保持を厳守します。

 

7. サステナブル調達の推進

サステナビリティの観点から、取引先における法令遵守と環境への配慮も視野に入れた調達活動に努めます。

重要な取引先を対象とするリスク評価

取引先の中でも特にアステラスの事業継続への影響が大きい「重要な取引先(significant business partners)*」については、その選定プロセスにサステナビリティ・リスク評価を組み込み、グローバルで評価を実施しています。サステナビリティ・リスク評価は、(1)質問票に対する取引先の回答、(2)外部データベースの情報、(3)人権、環境、安全衛生、個人情報保護など持続可能性に関わるリスクに精通した社内の専門家による評価を基本とし、必要に応じて(4)アステラス社員が現地を訪問して行う実地調査の結果を組み合わせてリスクレベルを判断しています。環境、安全衛生に関するリスク評価については、PSCI(Pharmaceutical Supply Chain Initiative)が公開している質問票(SAQ)の内容にアステラスのオリジナルの質問も加えて評価を実施しています。また、取引内容によっては再委託先までサステナビリティ評価も実施しています。


サステナビリティ・リスク評価は、2019年2月より日本、北米、欧州で運用開始され、現在では南米やアジア各国でも導入されています。グローバルで共通のプラットフォームを活用することで評価結果やプロセスを一元的に管理しています。アステラスは、第三者間の取引に応じて、業務委託先に対してサステナビリティ評価を実施する場合があります。


アステラスでは、取引先選定の段階で改善可能なリスクを特定した場合は、取引先に対して改善を働きかけ、経過をモニタリングしています。なお、重大なリスクを特定し、かつ改善が難しいと判断した場合は取引を行いません。


また、取引開始後も、ビジネス部門がリスクの状況を継続的にモニタリングしているほか、2年ごとに持続可能性に関わるリスクレベルを質問票で再評価しています。さらに、必要に応じて2年以内であっても再評価を実施しています。


*原料の仕入先(直接材、間接材を問わず)や業務委託先、医薬品卸売業、販売提携先を含むアステラスの事業継続に対する影響が大きいと判断した取引先

取引先の実地監査

2020年には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による移動制限がありました。状況を勘案したうえで、アステラスは、排水処理施設の運用状況、従業員の作業環境、化学物質曝露防止の取り組みなどについて、日本国内で2社の企業に対し実地調査を行いました。指摘事項があった場合、アステラスは改善案を提示して是正計画の策定を求めており、現在は策定された是正措置計画に基づいてその改善状況を追跡しています。

取引先のダイバーシティ

「変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの価値に変える」というアステラスのVISIONにおいて、人種、国籍、性別、年齢に関係なく、多様な個人や企業が重要な役割を果たすことを確かなものにするため、アステラスは、ダイバーシティインクルージョンへの取り組みの一環として、取引先のダイバーシティを推進しています。私たちは、多様な取引先がそれぞれの経歴や経験により、私たちの価値エコシステムへ重要な貢献をしていると考えています。
アステラスは、日本の下請法を遵守しており、またアメリカ合衆国退役軍人省によって確立されたガイドラインに準拠して米国中小企業プログラムを長年にわたり実施しております。アステラスの米国中小企業プログラムは、経営不振の企業、女性が経営する企業、退役軍人所有企業、傷痍退役軍人所有企業、歴史的低開発地域の企業など、多くの不利な立場にある中小企業へ取引の機会を提供することに重点を置いています。


アステラスのサステナビリティとポリシーに従い、私たちは潜在的な取引先と考えられる全ての企業に公正かつ公平な機会を提供し、アステラスの多様性への取り組みを拡大し、アステラスのサプライヤーダイバーシティプログラムを実施しています。このプログラムは、従来は除外されていた幅広いサプライヤーグループを対象とし、これらの取引先に成長と発展の機会を創出することを目的としています。このプログラムは、当初は米国に焦点を当て、今後数年間で他の国にも拡大する予定です。


The Astellas Supplier Diversity Program includes suppliers that fall under one or more of the following categories: 

  • マイノリティ経営企業(MBE)
  • 女性経営企業(WBE)
  • 退役軍人経営企業(VBE)
  • 中小企業(SB)
  • 女性が経営する中小企業(WOSB)
  • 中小かつ経営不振の企業(SDB)
  • 退役軍人経営中小企業(VOSB)
  • 傷痍退役軍人所有中小企業(SD-VOSB)
  • 歴史的低開発地域(HUBZone)

アステラスでは各種関連法規遵守および倫理的配慮を行い、革新的な医薬品と医療ソリューションを創出のため研究活動に取り組んでいます。

人を対象とする研究における倫理的配慮

アステラスでは、ヘルシンキ宣言*1および各国で定められた法令や指針などに則り、適切に研究参加者の同意を得て、人を対象とする研究や、ヒトに由来する試料や情報を用いた研究を実施しています。

日本では、研究を実施する社員を対象に生命倫理やゲノム研究、臨床研究に関する研修を行い、研究参加者の人権の尊重や個人情報の保護などに努めています。また、社外有識者を含む医学系研究倫理審査委員会を設置し、倫理的および科学的な観点から研究計画について公正かつ公平に審査しています。同委員会については、厚生労働省の倫理審査委員会報告システム*2で公表しています。


幹細胞の研究開発における倫理的配慮

アステラスは、これまで治療手段の無かった疾患に対して新たな治療手段を提供していくために、幹細胞*3を利用した研究開発を積極的に推進しています。


一方で、ヒト幹細胞を用いた研究の推進にあたっては、慎重に検討すべき懸念点が生じ得ることも認識しています。特に、ヒト胚性幹細胞(ES細胞)を用いた研究は、社会的・生命倫理的な課題に十分配慮する必要があります。


こうした考え方や認識に基づき、アステラスは、ヒト幹細胞を用いた研究開発において遵守すべき基本的な事項を「幹細胞の研究開発に関するポリシー*4」に定めています。具体的には、ヒト幹細胞に関するすべての研究開発活動において、研究開発を行う国や地域の関連法令や規制を遵守しています。また、社内責任者および社外専門家で構成する委員会を設置し、研究開発活動の倫理性、科学的妥当性および研究の正当性について監督・助言を受けることとしており、すべての研究開発プログラムは同委員会による倫理面・科学面の審査を経て実施しています。さらに、ヒト胚性幹細胞を樹立・利用する場合は、米国科学アカデミーによるガイドラインなど、世界の主要な科学的権威によって制定された倫理基準を満たしたうえで行っています。


ヒトゲノム編集における倫理的配慮

アステラスは、「先端・信頼の医薬で世界の人々の健康に貢献する」を経営理念に掲げるライフサイエンス分野のリーディングカンパニーとして、ヒトゲノム編集技術の最先端にいます。世界中に拠点を置くアステラスの社員およびパートナーは、大学等の学術研究機関やバイオテクノロジー企業との連携のもと、疾患生物学への深い理解と、ゲノム編集/ゲノム制御等を含む最先端の技術プラットフォームや治療モダリティを組み合わせることにより、革新的な治療法を開発しています。


アステラスは、ヒトゲノム編集における管理や監視体制に関する国際基準の策定を検討している、米国国立標準技術研究所(NIST)ゲノム編集コンソーシアム、欧州科学アカデミー諮問委員会(EASAC)、米国薬局方、国際標準化機構(ISO)、世界保健機関(WHO)、およびその他の国際機関の考え方を支持しています。また、体細胞や生殖細胞にゲノム編集技術を用いる基礎研究および前臨床研究は、患者さんの健康と福祉に貢献するために適切な法的、倫理的規則と監視のもとに実施されるべきであると考えます。臨床利用段階においても、関連する法律や指針を遵守し、適切かつ科学的な目的で研究開発を実施します。このような、アステラスの「ヒトゲノム編集に関する基本的な考え方」は会社ウェブサイトで公開しています*5


動物実験における倫理的配慮

アステラスは、動物の愛護及び管理に関する法律など動物に関する各種関連法およびガイドラインを基に作成した「動物の管理および使用に関するポリシー*6」に基づいて動物実験を行っています。社外有識者を含む動物実験委員会を設置し、4Rの原則*7を確認し動物実験実施の可否を審査しています。また、アステラスの動物実験施設は、AAALAC*8認証を取得する事により、透明性の確保に努めています。


バイオテクノロジー、バイオハザードへの対応

アステラスは、世界保健機関(WHO)実験室バイオセーフティ指針*9、米国疾病予防センター(CDC)バイオセーフティマニュアル*10、米国国立衛生研究所(NIH)ガイドライン*11および各国の法律等に準拠して、遺伝子組換え生物の取り扱いや感染性材料を使用する実験を行っています。


生物多様性への配慮

アステラスは「遺伝資源についての基本的考え方*12」のもと、生物多様性条約*13の考え方に沿ってその多様性の保全に配慮し、新たな遺伝子改変技術の利用に関しては、環境や人の健康にもたらす影響に配慮しながら慎重に取り扱っています。また生物多様性条約に関連する名古屋議定書*14の遺伝資源の利用とその利益配分に関する指針等に則り、遺伝資源の入手に際しては提供国の関係法令を遵守し、その利用によって生じる利益は公正に配分することとしています。


知的財産の取り扱い

知的財産の適切な保護は、競争力を維持しながら満たされない医療ニーズに対応していくために重要であり、アステラスは「知的財産に関するポリシー*15」を定めています。さらに、アステラスはイノベーションへの強いコミットメントを確認するとともに、知的財産権取り扱いの中心に患者さんのニーズを据えることを約束する「知的財産に関する10の主要原則からなる宣言 (IP PACT)*16」に賛同しています。


また、保健医療へのアクセス改善に配慮し、各国の医薬品調達部門がアステラスの医薬品特許情報に容易にアクセスできるよう、世界知的所有権機関(WIPO)が運営するThe Patent Information Initiative for Medicines(Pat-INFORMED)に参加し、イクスタンジ®、レキスキャン、ゴナックス®、スーグラ®、タルセバおよびゾスパタ®の特許情報をPat-INFORMEDのデータベースに掲載しています。


なお、アステラスは、国連が定めるLeast Developed Countries(LDCs)および世界銀行が定めるLow Income Countries(LICs)においては特許出願および特許権の行使を行いません。また、保健衛生の課題は製薬産業を含む多様な関係者が共有する責務であると認識しています。そのため、その他の途上国においても、差し迫った保健衛生の課題に対処するために、個別の事案に応じて柔軟に特許権のライセンスを検討しています*17。


アステラスは、ヘルシンキ宣言および医薬品の臨床試験の実施に関する基準(GCP)などの関連法規制に則って、臨床試験参加者の人権や個人情報の保護に十分配慮し、新しい薬や治療法の候補の有効性・安全性を確認する臨床試験を実施しています。また、臨床試験の実施計画書は社内外の審査委員会で倫理的・科学的妥当性の観点から審査を受け、承認を得ています。


臨床試験の実施にあたっては、臨床試験参加者が試験の目的や方法、予測される利益と不利益、健康被害補償に関する事項などに関する説明を十分に受け、同意したうえで試験に参加していることを確認しています。さらに、臨床試験に関わる社員などへの教育・研修を定期的に実施するとともに、治験実施医療機関に対してモニタリングを行い、臨床試験がGCPに則って適切に実施されていることを確認しています。


また、臨床試験データを適切に管理し、臨床試験参加者のプライバシーと機密事項の保護に努めています。なお、外部委託している臨床試験においても同様の基準で実施されていることを定期的に確認しています。

臨床試験情報および試験結果の開示

アステラスは、臨床試験データの開示を進め、透明性を高めることに取り組んでいます。臨床試験データの価値を最大化し、そのデータを科学の進歩やイノベーションの推進に役立てるには、研究者をはじめ臨床試験データを活用する可能性のある方々が、臨床試験データに適切にアクセスできる必要があります。このようなアステラスの考えは「臨床試験データの開示に関するポリシー*1」としてコーポレートウェブサイト上で公開しています。


アステラスは、臨床試験を公的データベースに登録し、その臨床試験情報および試験結果を公開しています。第三者の専門家により構成される審査委員会が科学的有用性や研究者としての適格性などを審査して承認した場合には、各種関連する法律および規制に従い匿名化した患者レベルの試験データを、外部のウェブサイト*2を通じて、希望する科学者や医療関係者へ提供しています。また、アステラスの臨床試験結果ウェブサイト*3では、第I相から第IV相の介入試験の臨床試験結果の概要を、規制当局の承認取得後もしくは開発の中止後に公開し、医療関係者や一般の方が上記のウェブサイト上で確認できるようにしているほか、患者さんに対しては、医療関係者以外の方に向けた臨床試験結果の要約を提供しています。


開発中の治療法への早期アクセスと臨床試験後のアクセス

アステラスは、「開発中の治療法への早期アクセスと臨床試験後のアクセスについての基本的な考え方*4」において、臨床試験以外で患者さんに治験薬を提供する際の対応をまとめています。

 

重篤な疾患、生命を脅かす疾患に苦しむ患者さんの中には、現在ある治療法をすべて試みても効果がなく、また参加基準を満たさないため臨床試験で治験薬の投与を受けることもできず、臨床試験への参加以外の方法による治験薬の投与を求める患者さんがいます。このような場合に患者さんの担当医から受ける治験薬の拡大アクセスの要請に対し、アステラスは、その要請が治験薬を使用するための条件に合致するか否かを公正かつ中立に評価し、適切に早期アクセスを提供できるよう取り組みます。さらに、早期アクセスプログラムは、医薬品の臨床開発が進行中であり、承認取得が計画されている国で実施されます。また、早期アクセスの要請があった国の規制に従って手続きが行われます。承認された治療プロトコールに従うことを医師に求める早期アクセスプログラムは、必要に応じてClinicalTrials.gov、EU 臨床試験情報システムおよび/または地域の登録機関に登録されます。


アステラス製品へのリクエスト・プラットフォーム

患者さんの声を活かした臨床開発

アンチ・ドーピングへの取り組み


品質へのコミットメント

アステラスでは、品質へのこだわりは単なる規制要件ではなく、科学の進歩を患者さんの「価値」に変えるという私たちのコミットメントの基盤です。

 

当社は、イノベーションと品質は密接に関連していると信じており、次の基本原則に導かれて、当社が提供する治療を頼りにする方々の期待を上回ることに専念しています。

堅固な品質管理システムの維持: 当社は、組織全体で品質の向上とコンプライアンスの確保を推進する堅固な品質管理システムの維持にコミットしています。このシステムは、厳格な規制遵守を基盤としています。継続的な改善に重点を置き、当社はプロセスを定期的に評価することで、リスクを軽減し、患者さんと臨床試験参加者の安全を確保しつつ、データの完全性を保証するための業界の進化する基準に適応する能力を強化しています。

 

戦略的パートナーとしての価値創造: 当社は、品質はプロセスのみならず、パートナーとの信頼に基づく強固な関係の構築によって成り立つものだと考えています。確かな品質を確保するために、戦略的パートナーとして協力し、透明性をもって活動することが大切です。製品ライフサイクルのあらゆる段階でソリューション志向のサポートを提供し、独立した洞察を基に信頼性の高い情報とサービスを提供し、高い説明責任基準を維持し、最終的にステークホルダーのリスクを軽減します。社内のチーム、社外のパートナー、規制当局と積極的に連携することで、アンメットメディカルニーズを満たし、患者ケアに有意義な変化をもたらす革新的なソリューションを提供するための能力を強化しています。

 

品質文化の育成: 当社は、組織のあらゆるレベルで共有された責任と卓越性へのコミットメントを通じて品質文化が培われると信じており、イノベーション、誠実さ、インパクトという当社の価値観を具現化しています。当社は、クリティカルシンキングとオープンな対話の環境を作り出すよう努めており、これにより、課題に積極的に取り組み、患者さんのために最高水準の基準を維持できます。また、チームがこれらの基準を維持するために必要な知識とスキルを提供することにも投資しています。

 

信頼と安心感の醸成: 当社は、ヘルスケアにおいて信頼が不可欠であることを理解しています。当社の製品を頼りにしている方々が安心できるよう、私たちは品質に責任をもっています。当社は、業務の透明性を維持し、品質への取り組みについてオープンにコミュニケーションをとることで、すべての活動において患者さんと臨床試験の参加者の安全と健康を優先していることをステークホルダーの皆さんに伝えられるよう努めています。

安定供給と品質管理

*1PTPシートの両面を紙で覆ってカード状にした包装形態。

会計年度 FDA査察数
警告書発行
Form483受領数*2 Form483受領工場
2014 5 該当なし 1 高岡(日本)
2015 4 該当なし 2 ノーマン(US)*1高岡(日本)
2016 2 該当なし 1 富山(日本)
2017 2 該当なし 1 富山(日本)
2018 3 該当なし 1 高岡(日本)
2019 2 該当なし 1 富山(日本)
2020 2 該当なし 該当なし 該当なし
2021 0 - - -
2022 0 - - -
2023 1 - 1 焼津 (日本)
2024 1 - - 富山(日本)

*3SEAI(Sustainable Energy Authority of Ireland):CO2排出抑制をサポートするアイルランド政府所属の団体。


年度 リコール数
重度 
(クラス I)
中度 
(クラス II) 軽度 
(クラス III)  分類なし
2014 3 0 1 1 1
2015 3 0 1 1 1
2016 3 0 2 1 0
2017 3 0 2 0 1
2018 7 0 4 2 1*
2019 2 0 1 0 1
2020 1 0 0 1 0
2021 1 0 0 1 0
2022 0 - - - -
2023 1 0 0 1 0
2024 2 1 1 0 0